アスペルガーの「こだわり」について。 アスペルガーの兄を見て思うこと。

以前の記事で、アスペルガーの兄について書きましたが、この記事では、アスペルガーの「こだわり」について、実際に家族にアスペルガー持ちの人間がいる私がいろいろ書いていこうと思ってます。

 

アスペルガーの「こだわり」って?

前の記事でも少し書いたのですが、私の兄は「こだわり」が尋常じゃない。たしかに、「こだわり」と言えば普通の人でも持っていることであると思う。例えば、「色は黒がいい」とか「食べ物は○○じゃないとダメ」とか。その程度なら、支障は少ないし、病気というほどの事ではないと思う。ただ、私の兄は違う。明らかに生活に支障が出てる。

では、私の兄は何に対して「こだわり」があるのかというと、特定の社会問題と資格、大学についてである。特定の社会問題とは、生活保護の不正受給のことです。ニュースでたまに流れますよね。普通の人なら、「こんなセコイ奴がいるのか」「おかしいだろ」というぐらいだと思うのですが、私の兄は違います。この問題に対して、5年ぐらい毎日言い続けてます。「不正受給する奴はクズだ」「生活保護のやつはみんな死ね」など。家族に対しても毎日同じことを言い続けてます。はじめは、社会問題に対して言いたいことがあるのかと思いましたが、さすがに異常だなぁとなった。それも言い続けるのは5分10分じゃなくて、最低でも1時間。ひどいときは夜中に怒り狂ってます。怒りが収まるまで言い続けます。家族はクタクタ。母は一時期うつになりました。

次に「こだわり」があるのは、学歴や資格について。これも、普通の人でも学歴や資格にこだわりがあるじゃないかという意見があると思います。「○○大学に行きたい」「○○の資格を取らないとダメだ」とか。それぐらいのこだわりは、普通の人にもあることだと思います。ただ、私の兄は、それよりも「こだわり」が強い。まず、学歴について。前の記事で、兄は高校を問題を起こして中退してそこから入院したと書きました。兄は学歴で言えば高校中退。大学に行けなかったのがコンプレックスとなり、以後、大学に対して異常な「こだわり」を持ちました。有名な大学の赤本を買い集めて家の押し入れに保管したり(自宅に50冊以上はあります。)、参考書を買い集めたり(200冊以上はある)。あとは、○○大学の○○学部の就職率は○○%を記憶していたり、行ったことのない大学の校舎の住所をすべて暗記していたりもしていました。資格についても同様で、「学歴がないなら資格を取るしかない」という頑なな考えで、同じように参考書を買い集めたり、高い資格の口座に申し込んだりしていました。今の兄の部屋は、参考書と赤本で部屋がぐちゃぐちゃ。そして家族にも大学や資格に対する考えを延々話し続けます。相手の気持ちはお構いなしという感じ。

 

普通の「こだわり」と病的な「こだわり」の違い

「こだわり」はあったらダメというものではないと思う。ただ、それがありすぎるのも問題だとも感じる。病的な「こだわり」ということを定義することは難しいのですが、兄がアスペルガーで20年以上関わり続けている身として思うことは、その「こだわり」によって自分自身や身の回りの人に被害が及んだり、生活に支障が出ているかどうかだと思う。私の兄の場合だと、そのこだわりで部屋が本でぐちゃぐちゃになったり、本を買うために作業所でためたお金のほとんどを使ったり。そのこだわりを家族に話し続けて、家族が病んでしまったり。ここまで来ると病的だと思う。実際に病院にいってアスペルガーだと診断を受けたみたいだったが、家族も私も「あぁやっぱりか」という感じだった。この記事やネットの体験談を読んで、周りにもしかしたらアスペルガーかもしれないと思う人がいたら、もしくは、自分自身がそう思うなら、はやめに病院に行くべきです。強くお勧めします。

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